丘の上事務所

 

 

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京彩色 中嶋
ポリゴン・ピクチュアズ
J-WAVE 六本木ヒルズスタジオ

 


POLYGON PICTURES

Minamiazabu, Tokyo

ポリゴン ピクチュアズは3DCGコンテンツの制作会社です。事務所移転にともない新事務所の設計を手掛けました。 南麻布に移転したポリゴンピクチュアズは2フロアにまたがり、延べ約330坪のオフィスです。

設計のお話をいただいた頃が実は引越の約1ヶ月前。クライアント側も僕も「ほんとに引越できるのか?」というところからのスタートでした。そんな状況でもなんとか効率の良いデザインや施工方法をさぐりながら、クライアント側にも協力してもらい、設計から約2ヶ月強という超スピードで完成までたどり着いた物件です。工期も2期に分けての工事となりましたが、むずかしい状況のなか、いろんな意味でとても良い着地ができたと思います。

 

 

空間は3F/4Fにまたがるのですが、3Fは制作チームのオフィス、4Fは総務管理などのオフィスと会議室などに分かれます。3F/4Fのオフィス部分は約1ヶ月後に引越をするということでなるべく簡易で安価な施工で効果 のある空間を作ろうと考え、4Fのエントランスと会議室部分(外部の方が出入りする部分)を2期工事として造り込もうと考えました。 上写真は4Fのエントランス部分です。

 



3Fのオフィスは既存のオフィス仕様の空間を全て黒で塗り、まず完全なブラックボックスを作りました。高品質のCGを制作されてますので、照明の映り込みや陰影も画面 に出てはいけません。それゆえ天井照明も基本的に点けないためほんとにブラックボックスです。そこに既製品のパーテションにより各個人ブースを配しました。人数分のブースをレイアウトするとほぼ空間は埋まってしまいます。そうすると風景がどこも同じ景色になるため、個性あるスタッフが際だたない。 そこで全て異なる配色のブースにすべく、既製品のパーテションにいろんな色のシートを貼りました。それらの色は手元灯とPCモニターの光で照らされ、ブラックボックスの中に、個性あるスタッフを表すかのようにぼんやりと浮かび上がります。



エントランスは4Fにあります。写真だと全体が黒く見えますが天井は黒の塗装、床はダークブラウンの塗り床、壁はステンレスのHLなど実際は黒の質感が異なり、3Fのブラックボックスとは印象が違います。片面 の壁側に会議室を配し、反対側壁面にショーケースを設けています。 ショーケースにはポリゴン ピクチュアズから生まれたキャラクターやCGが展示され、待合いの時間をプレゼンテーションに活用しています。また、ショーケースは実際のコンビニのショーケースを使用し、コストパフォーマンスとアイデンティティを同時に発揮しています。 また、エントランスの中央には象徴的に白い柱を浮かび上がらせ、背面 に映像を模したライティングの壁面を設けました。ステンレスの壁面に映し出される抽象的な光の映像はこの空間に奥行きと変化を与えています。

 

上は会議室。3室ある会議室はそれぞれR(レッド)・G(グリーン)・B(ブルー)の映像を象徴する色でカーペットを張り分けました。エントランスとの壁は半透明のガラスにより仕切られ、内部のカーペットのビビッドな色がやわらかく映し出されます。


奥の通路より見返り。空間の中に映像を感じさせるイメージを配することで、 直接的ではなく間接的に会社のアイデンティティを 空間が補完できるようなデザインを目指しました。 それを凝った作りで見せるのではなく、 あくまでさらりと。でも気になる。そんな感じに。

 

ポリゴン・ピクチュアズ公式サイト→ http://www.ppi.co.jp

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株式会社 ポリゴン・ピクチュアズ
株式会社 美留土
吉村昌也 (Nacasa & partners)

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